ガソガソ…なにやら大きな紙袋…

ガサガサゴソゴソ…

彼女は、私達生産者が発行しているポップをコピーしたりファイルして来てくれ、皆さんにお渡ししていました。

ポップを見て頂きながら彼女は話しだしました。

多摩花賣所（八王子市）志村三枝さんです。

彼女が積み重ねてきた体験談は、今までの会の流れとは違ったものを感じたのではないでしょうか…。

お客様の気持ちになり、ほんの少しの思いやりを地道にコツコツ続けてきたことを彼女は話しました。


「そんな花屋がMPSを口にすると「それは何？」と興味を示してくれるんですよ」

「花屋だってそうなんです。たまたま好きな生産者がMPSに参加している…だから学んでみようと思った！始まりってそんなことだと思います」

彼女の話は参加者90名の心を満たしてくれるかのようでした。

１枚の紙は切れるけど10枚、20枚…100枚となれば切れなくなる…

私達花屋はお客様にお礼を言われる事があっても生産者にお礼をいうことはない…

それを伝えることができる取り組みができたらそれはきっとステキなこと…

机の上の話でなく、彼女の体験に基づいた話は沢山の方々の胸を打ったようです。

すべてはコツコツ続けて行くこと…

繋げていくこと…

一人一人が小さな事を繰り返し続けていけば、同じような事をしている人、考えている人と繋がって…

いつか大きな海に広がる…

そんな事を考えながら…彼女の講演にまた元気をいただきました。