会津の小雑誌メリーライド、花職人リレーコラム掲載して頂き1年。わが家で最終章となりました。

親子でリレーコラムしようとの約束で始めたのですが、息子が次回は何を書くのだろうとの親心から、全面的に息子にお願いしました(^_^;)

長々となりますが全文を載せさせていただきます。

普段、何気なく目にする一輪の花。
色鮮やかで良い香りのする花は、綺麗で心を癒してくれる。ようやくそう思えるようになりました。

花農家を営む両親を見て育った私は、花が嫌いでした。
いつも忙しく、寝る時間を削って花を生産する両親。
もちろん手伝いも多くさせられ、家族旅行など行ったこともありません。

花を見ると母の疲れ切った表情とため息が聞こえてくる。
幼い私にとって花とはそういうものでした。

しかし、今では純粋に「綺麗だな」と思える自分がいます。
加工部門を担当する私はまだ花の生産には携わっていませんが、関係者の方々とお話しする機会があります。

皆さん本当に多くの情熱を花に注いでいます。
消費者の方に花が届くまでには、様々な人の想いが詰まっていることを知ります。

26歳になった今は「花は人と人との心を繋ぐもの」として見ることが出来るようになりました。

いよいよ本格的に新しい食品加工場が稼動し始めます。
花とは分野は異なりますが、大切な事は一緒。

両親の背中を見て育った事に感謝出来る今日この頃です。

花職人リレーも最終回となりました。
これからも花職人AIZUをよろしくお願いいたします。
読者の方々、本当にありがとうございました。

息子の文面でした。
いつも一歩離れたところから心配そうに私を見ていた息子を思い出しました・・・。